バスケを撮影するとき画質が悪い(荒い)という問題に悩んでます。
ピントは合っているけど、写真全体がモヤッとなる。どこか矛盾している表現ですが、自分が撮影したバスケの写真を見ると99%となっています。
インスタグラムに初投稿した写真もどこかキリっとしていません。
全ての撮影時、画質モードは「FINE」で画像サイズは「Lサイズ」なので基本的な設定は問題なし。そしてバスケ以外の写真ではそういう印象があまりない。
ということは、バスケの時とそれ以外で設定を変えているものを考えたときに思い浮かぶのが『ISO感度』
ISO感度
なぜISO感度を「写真がモヤっとする原因」と考えるか。それが…
『ノイズ発生によるざらつき』
体育館の暗さ対策
体育館で撮影する場合、苦労するのが「暗さ」
何も知らずに撮影すると痛い目にあいます笑
撮影場所(被写体)が暗いとシャッタースピードが下がります。これは写真に必要な光量を確保する為です。ただし、シャッタースピードが低いと手ブレも起きやすい上に、動きの激しいバスケではプレーを捉えることも困難です。
逆にプレーを捉えるためにシャッタースピードを上げていくと、光量が少なくなるので暗い写真になります。あまりに光量が少ないとシャッター自体が切れません(撮影出来ない)
こんなときにすぐ思いつく機能が『ISO感度』です。
ISO感度のメリット
~シャッタースピードを上げると暗くなる~
「暗くなる」部分をISO感度を上げることにより無理やり阻止して撮影出来ます。
管理人の使用するNikon D5600はISO感度を「100~25600」まで設定出来て、バスケ撮影するときは『ISO 6400』に設定しています。
ちなみに数字が大きくなればなるほど「高感度」になり暗さに強くなります。設定次第ではフラッシュなしでも夜の撮影が出来ます。
ISO感度のデメリット
めちゃ便利な機能に思えるISO感度ですが、デメリットもあります。
メリットでも書きましたが「暗くなることを無理やり阻止する」機能なので、無理が生じてます笑
それが『ノイズ発生によるざらつき』を生むわけです。
ではISO感度の設定によってどれほどノイズが発生するか気になりますよね?
管理人では比較画像を用意出来ないので、ものすごく分かりやすい比較記事をご紹介。
- 撮影者はプロ(機材も相応)
- 被写体は建物
そんな条件下でのISO 100~ ISO 12800の比較ですが、ISO 6400でも結構ノイズ出てるのがお分かりになったと思います。
ノイズの発生具合は機種によってマチマチです。高級機種ではISO3200程度までノイズが目立ちませんが、エントリーモデルでは、ISO800程度からノイズが目立つこともあります。ISO感度を撮影者がうまくコントロールできれば、ノイズの少ない写真に仕上げることができます。
引用:光の感じやすさを調整する「ISO感度」より
ほぼ初心者で機材(カメラ・レンズ)もエントリーモデル、そして被写体は動きのあるものという条件でISO 6400は上げすぎかもしれませんね。
解決案
ISO感度を下げる
上げるとノイズ発生するので下げるしかないです。
ただ、下げるとシャッタースピード下がるので動きを捉えられない。
ということはISO感度以外の設定を調整する必要が出てきますね。
レンズを買う
実は今回の悩みをカメラ仲間Aさんに相談したところ、
『レンズ変えた方が良いかもよ』
現在使用しているのが俗にいう「キットレンズ」なんですが、レンズも実は明るさが大いに関係します。単刀直入に言えば、キットレンズ(特に望遠レンズ)はレンズとして暗いんです。
明るいレンズにすることで「暗い→ISO感度上げる→ノイズ発生」という今回の課題に対して、最初の「暗い」を解決出来る可能性があります。
さらにAさんは「ノイズ出てるのもレンズのせいかもよ」と。そのアドバイス後にAさんが撮影した一枚の写真をすぐ見せてもらったら、ISO 4000ぐらいでもめちゃクリアな写真でした。しかも相当暗い場所だったそうで。
確かに一眼レフカメラで撮影する場合、大事なのは本体よりレンズと言われるぐらいレンズは重要ですが、こんなに違うものかと。
ISO感度以外の設定を知る
レンズ買うことが一番早い解決策かもしれないけど、レンズも安くないんで即購入とはいかない。
なのでカメラ(D5600)側の設定で何とかならないかを探っていこうかなと。明るさに関係してそうな「露出」や「測光」なども勉強が必要です。
それでも解決しないなら、レンズ交換が現実的になります。
もっと体育館明るく設計してください。