日本vsアメリカ戦を観て率直に感じたアメリカの凄さ【FIBA バスケットボールW杯】

JPN vs USA バスケ

アメリカ強い!

想像以上だった。

他国とアメリカの対戦でも十分強さは分かったけど、やはり日本と対戦したことで、より現実的に強さを感じ取れました。

バスケの実績や経歴など何もない単なるバスケ好きの私が「アメリカ凄いなぁ~」思ったことを書き残しておこうと思います。

スポンサーリンク

ディフェンスが凄すぎた

最初はアメリカの攻めから始まり、いきなりバスカンを取られた時はさすがやなと思ったけど、本当の凄さを感じるのはそのあとだった。

第1Q残り5分20秒まで、まさかの日本無得点

フリースローで1点取るまで

点取れるのか?

と思ってしまうほど圧倒的なディフェンスだった。

アメリカのディフェンスは映像で観ているだけでも圧力を感じたから、実際に向かい合っていた選手は数倍以上に感じたんじゃないかと思う。

上(高さ)だけでなく横にも激しいディフェンスを目の当たりにして、圧倒的なオフェンスだけではなく、ディフェンスもやはり世界トップレベルなんやと認識しました。

ただ、アメリカの本気なディフェンスを経験したことは日本にとっては大きな収穫だと思う。

オフェンスは驚くほど基本的

普段はYouTubeでNBAプレイヤーのハイライトなどを見ているのもあって、超絶的なスキルや身体能力を活かしたパワフルなプレイなど『個人技』をイメージしていた。

でも実際はDFをズラしてノーマークを作るために、早いパス回し、スクリーンプレイ、カットインで敵を引き付けてアウトサイドへのパスなど、いわゆるチームプレイを徹底していた。

日本もディフェンススタイルや人を変えつつ対応を試みたが、アメリカのパスのスピードや正確性、スクリーンのタイミングやかけ方、カットインからの判断力などプレイの一つ一つが別次元で翻弄されていた。

結果、フリーで3ポイントシュートを打たれる場面がよく見受けられた。

おそらく日本もやりたかった戦術だと思うけど、前述した通りの圧倒的なアメリカのディフェンスに潰されていた。

リバウンドを制するものは試合を制する

shinGo
shinGo

スラムダンクでゴリが言ってたなぁ

ORDRTOTAL
アメリカ203858
日本82533

FIBA公式ページ【日程・結果】より

上の表はFIBAの公式ページに記載されていた数字をまとめたものです。

やはり注目すべきはOR(オフェンスリバウンド)。
【アメリカ20本、日本8本】

日本からすれば圧倒的なディフェンスによりまともにシュートが打てない上に、外したらほとんどORが取れずセカンドチャンスがない状態だったわけです。

アメリカが守るゴール下で見れば、アメリカは38本(DR=ディフェンスリバウンド)に対して日本は8本(OR)だったので、日本のシュートが外れたとき、80%以上アメリカがリバウンドを制していたことになります。

正直ここまでの数字になると、日本の感覚としては全くORが取れないイメージになっていた可能性はあります。

ORが取れない

シュートチャンスが減る

シュートの成功率を上げようと慎重になる

普段通りに打てないor積極的に打てない

ディフェンスが盛り上がる

より厳しいシュートになり外れる

ORが取れない


という悪循環になります。

ORがどれだけ大事なのかがよく分かります。

逆に日本が守るべきゴール下で行われたリバウンド争いで見ると、アメリカの20本(OR)に対して日本は25本(DR)となります。

アメリカのシュートが落ちたとき、ほぼ半分はアメリカがリバウンドを奪ってセカンドチャンスを手に入れていたことを示します。

リバウンドの重要性を改めて思い知らされました

スリーポイントの本数と決定力

本数成功数成功率
アメリカ391435.9%
日本19315.8%


アメリカの98点のうち「3点×14本=42点」がスリーポイントによる得点だったわけです。

フリーだったら外さないんじゃないか?と思えるほどで、最終的にはトータル成功率は約35.9%。

39本も打ってこの確率はすごい。3回打ったら最低でも1回入ってるわけやから、守ってる方からすればしんどい。

もちろん確率が高くなるノーマーク状態を作るお膳立てをしっかりしてるからこその結果でもあるし、個人のシュート力も影響してる。

前述のリバウンドの話を絡めれば、もし落ちてもリバウンドを拾ってくれる…みたいな流れになってるわけやから、打つ方も思いっきり打てるわけで、それが本数にも繋がってる気がします。

NBA目指すしかない

NBA選手ってスゲーなと純粋に思いました。

やはりバスケしている人間が世界で通用するために目指す場所はやっぱりNBAなんだなと改めて思いました。

各国の代表にもNBA選手はいますけど、やはり存在感を含めて周りの選手とは雰囲気が違います。NBAでプレーすることは他では得られない経験値がやはりあると思います。

試合後のインタビューで馬場選手も今後の目標は「NBAでプレーすることです」とハッキリ答えていました。

今回日本は完敗でしたが、焦らず確実に世界との距離を縮めていってほしいです。

タイトルとURLをコピーしました