「ノーマークやぞー」
フリースローを打つ際に、ユル~い大会だと味方からこんな冗談交じりのヤジが飛ぶことがあります。
味方がプレッシャー与えるな~笑
ただ、言ってることは紛れもない事実。
シューターの集中力を削ぐような行為はありますが、ヤジ通りDFの直接的な邪魔は入りません。
決めれば1点というバスケの最小得点であるフリースローですが、時に試合の展開を大きく変えることもあり、「1点の重み」というものを感じることは多々あります。
フリースローの成功率
そもそもフリースローの成功率ってどんなものかな~と。
色んな情報をまとめると、概ね70%~80%ぐらいの成功率があれば上々のようです。
10本打って8本決まれば良いわけですが、個人的な感覚としては十分過ぎるかなと思います。
実際の試合で例えば敵チームの選手がここまでの確率で決めてくると「この選手はフリースロー外さないなぁ!」というイメージがつきます。
そうなると下手にファールして止めたくないなと思ってしまうので、成功率が高いだけで武器になりますね。
ちなみにNBAやBリーグなどプロリーグのフリースロー成功率上位のプレイヤーは80%後半~90%を超えてきます。
フリースローは自分との戦い
フリースローは他のシュートとは異なり、
- DFの直接的な邪魔がない
- 自分のタイミングで打てる
- 常に距離が同じ
フリースローの成功に関して身長・ジャンプ力・足の速さなど身体的な条件なく、敵チームの戦力も関係ありません。
必要なのは練習量に裏付けされた自信。
・・と思ってます。
目まぐるしく動き回りながら打つシュートとは違い、決まった位置から自分のタイミングで邪魔されずに打てるのは、ある意味練習の時でも出来るわけです。
もちろんただ打てばよいものではなく、試合になれば体力も落ちたり、敵チームや観客が視界に入ったり、試合展開次第では1本のプレッシャーも異なります。
そういったことを想定したうえで練習するのは基本です。
あとは試合中でも逆に練習だと思えるぐらい反復するだけです
徹底的に反復練習すれば、漫画「スラムダンク」に登場する流川楓のように両目を閉じても入るはずです。
実際に目を閉じて打つと面白いですよ
FIBAバスケットボール・ワールドカップ
この記事を書いてる現在、FIBAバスケットボール・ワールドカップ(以下、バスケW杯)が開催されています。
こんな世界の舞台でも当然ながらフリースローの重みは出てくるわけです。
アメリカvsトルコでは、延長までもつれこんだ末に残り2秒でアメリカがフリースロー2本を決めて逆転勝利。
「残り1秒で1点差で負けていて、2本決めたら勝てる」という想定で練習することはよくありますが、こんな舞台まではなかなか想定出来ない。。笑
一部では日本代表の課題に「フリースロー成功率UP」を掲げているメディアもあります。
それだけ勝利への一歩としてフリースローは重要視されてます。
1点をどれだけ貪欲に取りに行くかは学生バスケも国際大会も同じです。