2017年8月に初めてデジタル一眼レフカメラ(以下、一眼レフ)を購入して8か月が経過しました。
私が購入した機種はNikon(ニコン)D5600。
初心者向けのエントリーモデルと言われていますが、標準レンズキット(カメラ+標準レンズ)は8万円(購入当時)は超えていました。プロのカメラマンを目指している訳でもなく、あくまで趣味として「写真を撮る」にはなかなか高価なものです。
趣味として写真を楽しんでいたわけでもなかったので、一眼レフに興味を持ちだしてから購入までには3~4年ぐらいは経過していました。
理由としてはやはり「スマホ」の存在が大きかったです。スマホが購入への一歩を阻(はば)み続けていました。
それがなぜ一念発起して購入したかを率直に書きつづります。
スマホ
スマホを所持している人でカメラ機能を使っていない人は少ないと思います。
日常のちょっとした風景や気になるもの、旅行先やイベントなど撮影する機会は非常に多くあります。またインスタなどSNSの普及でさらにカメラの使用頻度は多くなっています。
ではなぜ『スマホ』が一眼レフ購入を踏みとどまらせていたのか。
カメラ性能の向上
使用頻度に比例するかのように、カメラ性能も驚くほど進化しています。
私のスマホはレンズが二つ(広角と望遠)付いてます
一眼レフを使い始めたからこそ、改めてスマホのカメラ性能は凄いと思います。
一昔前のデジタルカメラなどより明らかに性能を上回っています。特に撮影したい被写体や、画質にこだわっていなかったので満足していました。
写真の共有
最近はインスタなどSNSの普及により「写真を共有する」という文化が根付いています。
昔は『思い出』として気持ちの内側にしまっておいた個人の写真も、今では『情報の発信』として外に向けたツールとして使用されています。
「撮ったら発信(共有)」
それが誰でも可能なことがスマホの強みです。
私もSNSは利用しているので重宝します。
あと、自撮り写真を共有するパターンも増えています。スマホであれば画面を見ながら撮影出来るのでとても便利です。ちなみに、「自撮り」とは写真のメインが自分という他に、「撮影した場所に私来てますよ」というアピール写真も含まれています。
ちょっと自慢が見える時もあるよね。
フットワークの軽さ
スマホの凄さはもちろんカメラ性能などもありますが、やはり持ち運びが便利で撮りたい瞬間にだいたい持っている事です。
「何かを撮影したいからスマホを持つ」感覚はなく、「撮影したいときにいつもある」のが強みだと思います。
使用用途の差
ではスマホが万能であるかと言えば、そうではありません。
人生には色んな節目がありますが、その大事な場面を写真に残すと思います。その際にスマホで撮影されたことはありますか?
恐らくないと思います。
スマホのカメラは驚くほどの性能をもっていますが、あくまでも「携帯電話に付属された機能」なんです。
付属の機能にしては十分過ぎますが・・。
対して、一眼レフは「写真を撮影する」ためだけに造られた機械です。より良い写真を撮るための技術が惜しげもなくつぎ込まれています。
“ただ”写真を撮るだけではなく、撮影者の意図を限りなく反映した写真は【芸術】の域に達します。それは、撮影された側からすれば一生の記念になる出来栄えとなるわけです。
『大事な瞬間』はまだまだスマホに譲ることはないでしょう。
一眼レフの進化
そんな一眼レフも私が3~4年悩んでいる間も進化しています。
その進化が購入を阻(はば)み続けたスマホの存在を少しずつ超えるものとなっていました。
スマホとの連携
一眼レフで撮影した写真は『SDカード』などの記録媒体に保存されます。そのデータをネットで共有するには、一度パソコンなどネットワークに接続されたものに移行する必要がありました。
その為、スマホで共有するには大きな手間となっていました。
まだその頃(2013~4年)は今ほどインスタも流行ってなかったような・・。(私が知らなかっただけかな
この作業を解消する機能として『Wi-Fi内臓』のモデルが登場してきました。近年では『Bluetooth内臓』のモデルも出てます。
Bluetoothの方が、スマホのバッテリー消費量が少ないです。
私の所有しているD5600はWi-Fi、Bluetooth共に内臓しています。
どちらでも転送できますが、専用のアプリを用意して設定しておけば、Bluetooth経由で自動的に転送されます。
軽量モデル
一眼レフはその性能の高さゆえに、重量もズッシリしているモデルが多いです。だいたい平均すると1kg前後あります。
ただ、最近は女性ユーザーも増えてきたこともあり、メーカーも軽量モデルの開発が非常に進んでいます。私のD5600の質量は約465g(バッテリー、SDカード含む)と平均から見ればおよそ半分ぐらいとなります。
さらに今では『ミラーレス一眼』と呼ばれるものがあり、より軽量となってます。スマホまでは軽くないですが、限りになく近くなっています。
フットワークの軽さという面でも対抗出来る様になってます。
被写体としての経験
スマホとの連携も可能となり、軽量モデルも登場したが、『最後の一押し』が足りないまま時間が経過。
そんなモヤモヤした中で、とあるスポーツ大会に参加したときでした。大人から子供まで楽しめるワイワイした雰囲気の中、私は大会のカメラマンさんに撮影されていました。
数多くいる参加者の方は見事にボケてて、私がボールを投げる瞬間だけが見事にとらえていました。私だけがドーンと前に出ている様な写真で、ボールの模様がハッキリ見えて、指先までクッキリと撮影されていました。
そういう写真は新聞や雑誌などで何度でも見てきましたが、自分が被写体になると少し感じ方が変わります。
そんな写真を撮られた事がなかったので凄くうれしい気分でした。
この瞬間、『自分でもこんな写真撮りたい』『この気分をほかの人にも教えたい』と思い、
一眼レフ買う決意をしました
ちなみに、そのカメラマンさんはプロではなく趣味でカメラを楽しんでいるアマチュアカメラマンだでした。
カメラを3つもお持ちだったのでプロかと思いました。
まとめ
一眼レフがお金のかかる趣味であることは変わりありません。スマホで十分だなと思うときも写真の出来次第では未だにあります。ただ『自分の思い描いた写真』が撮れるのは、やはり一眼レフだなとつくづく思います。
一眼レフを購入するきっかけや理由は人それぞれですが、人に感動を与えるツールとしては優秀だなと思います。
今はスマホと一眼レフを状況に応じて使い分けしてます。
最後までご覧いただきありがとうございます。