2019年に突入してからバスケ撮影が一気に増えました。
それに伴い、色々と撮影に対して求めることが明確になりつつあります。
そのひとつが…
D5600は望遠に徹するが吉?
それなりに撮影機会を重ねた結果、徐々に感じるようになりました。
もちろん一筋縄ではいかないんですけど、少し考えをまとめてみました。
D5600の特性が活きる
APS-C機の特性
D5600は「APS-C機」に属するカメラです。
APS-C機はレンズの焦点距離が1.5倍(ニコンの場合)になります。
説明が面倒なので 難しい仕組みは割愛しますが・・・
例えば、焦点距離55mmのレンズをフルサイズ機に装着した場合は55mmそのままの画角になります。しかし、同じレンズをAPS-C機に装着すると、画角は1.5倍の82.5mmとなります。
これは『35mm換算』と呼ばれるものです。
そのためAPS-C機はフルサイズ機より簡単に被写体へ寄ることができて、大きく写すことができます。
焦点距離が大きくなればなるほど恩恵も大きくなるので、下手に大きな望遠レンズを付ける必要がなくなります。
デメリットとしては大きく写す分、画角(写る範囲)は狭くなります
軽さは武器
D5600は一眼レフカメラのなかでは非常に軽量なモデルです。
その重さ、実に約465g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)
キットレンズとして付属される望遠レンズ「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」が約415g
この組み合わせで約880g!
この重さで焦点距離70-300mm(35mm換算で105-450mm)の画角が撮れるのは脅威です。
フルサイズ機で400mmレベルの画角を狙うとしたら、レンズとカメラ合わせて2kg近い重量になる可能性があります。
1日大会の撮影することを考えたら軽さは非常に大事です。
望遠レンズだけでは限界もある
選手を大きく写して迫力ある写真を(自分が)撮りたいので、遠くの選手でも撮れる望遠レンズをメインに使用しています。
でも、イベント大会では試合中の選手以外にも、大会の雰囲気が伝わる写真、全体写真、チーム写真、あとはちょっとしたオフショット的なものも必要です。
試合の合間なども結構シャッターチャンスはあります♪
こういった写真の場合は望遠レンズでは画角に納まらないので、広い画角で撮影出来る標準レンズを使用します。
そのため・・
- 試合中の選手は望遠レンズ
- それ以外は標準レンズ
という風にレンズを使い分けています。
撮りたい写真のイメージに合わせてレンズを交換出来るのが一眼レフの強みでもありますが、そこには「レンズ交換」という手間があります。
全体写真みたいに撮影がメインの時はレンズを交換する余裕もありますが、そんな場面は全体のごくわずかです。
大会の主役は選手なので、基本的には選手に負担をかけず自然な流れの中で撮影することが望ましいと思っています。
そのため、チーム写真やオフショット撮るにしても、その場でレンズ交換したり望遠レンズだから距離をとったりする撮影側の都合は極力減らしたい。
また、望遠レンズの撮影メインである選手のプレイについても、撮影場所によって画角に収まらないことも多々あり、正直なところ撮影を諦めている場合もあります。
2台目が必要なのか、それとも・・
今回の「D5600は望遠役に徹する」を分析した結果、半分正解。
残り半分で「望遠以外の撮影は捨て切れるのか」という新たな問題が生まれました。
もちろん、望遠以外も捨てません。
望遠以外も撮りたい場合は、現状ではレンズ交換がネックです。
対策として・・
- 標準レンズを付けた2台目を用意
- 焦点距離を吟味して新しいレンズ
このあたりの選択肢を吟味していく必要があります。
お金がかかることは間違いないようです笑