さてさて、D5600は” 望遠 ” に徹すればチャンスロスは減らせるかも みたいな考えが出るほど、自分の撮影スタイルが徐々に作られています。
そん中で「2台目が欲しいなぁ」という恐ろしい選択肢が生まれてしまったわけです。
おそらく可能性も低く現実的ではない選択肢ですが、
もし買うとすれば・・
あくまで
仮に
想定して
買うとすればの話。
想像力を働かせるのは楽しい♪
まぁ~ある程度絞り込めて考えたわけです。
万能なフルサイズのD750か!
DXフラッグシップのD500か!
結論としては・・
比較したけど決めきれず・・
決まったとろで即購入にはならないんですけど、色々と悩むポイントが多かったです。
世間でもD750とD500の比較はよくされていますが、被写体のジャンルが違うとのことで割と答えが出ています。
それはそれで参考にしつつも、自分のおさらいも含めて振り返ってみます。
D750 & D500を選択した理由
2019年6月現在で、Nikonのデジタル一眼レフカメラのラインナップは10種類です。
今回は買い替えではなく2台目としての選択なので、
- D5600を何かと上回り
- 撮影スキル相応か少し上
- 本体価格が20万超えない
という条件下で絞った結果、D750とD500が候補になりました。
次点として、D7500(名前がD750と間違いそう)というD500に近いスペックながら価格が3~4割ほど安いコスパ最強機種があります。
候補に入れても面白いんですが、比較する数増えたら面倒なのであえて今回は外します。
D750 & D500を比較して悩む理由
D750のフルサイズ機としての意地
D500のAPS-C機最強としての強さ
悩ましてくれます。。
D750のフルサイズとしての強み
ノイズ耐性(高感度耐性)
体育館でバスケを撮影する時に一番苦労するのが、「暗さ」です。
この暗さ対策には色々ありますが、カメラ側で出来ることは「ISO感度をあげること」です。
ISO感度を上げれば明るく撮影出来ますが、その分ノイズが発生して写真がざらついた印象になります。
このISO感度を上げた際に出るノイズの目立ち具合を「ノイズ耐性(高感度耐性)」といいますが、機種により耐性の強さに差があります。
一般的に、フルサイズ機はAPS-C機よりノイズ耐性が強いとされます。理由はイメージセンサーの大きさですが、説明は割愛します。
ただ、最近のAPS-C機は技術の進歩でフルサイズ機に近いノイズ耐性を持っているようなので、実際に自分が撮影する環境で一度は試したいです。
レンズでも結構変わるみたいなので、組み合わせ次第かな~
現状の機材では本当に苦労しているので、ここはクリアしたい項目です。
焦点距離
D5600は” 望遠 ” に徹すればチャンスロスは減らせるかも でも書きましたが、APS-C機は焦点距離が1.5倍になります。
遠くの被写体を大きく撮りたいのであれば助かりますが、2台目に求めるのはむしろ近めの被写体を写真に納めることです。
困るほどではないですが、望遠を担うD5600に対して広角を担う2台目と役割を明確にしたいので大事なところです。
SDカードのダブルスロット
D750もD500も記録媒体が2つ挿せる「ダブルスロット」を搭載しています。
D750はSDカードが2枚挿せるタイプですが、D500はSDカードとXQDカードが挿せるタイプとなります。
このSDカードとXQDカードは規格(サイズや形など)が違うので、XQDカードのところにSDカードは挿せません。
そしてD5600は1枚挿しのシングルスロットで、対応する記録媒体はSDカードとなります。
D750だったら3枚も共有出来るので、コストも利便性もあがります🎵
D500の高スペック
連続撮影速度
D500は約10コマ/秒という高速連続撮影が可能です。
D750が約6.5コマ/秒、D5600が約5コマ/秒なので、驚異的な数字です。
ただ、実際連写するときは個人的に3~4コマぐらいで止めることが多いです。
「それなら10コマ/秒もいらないのでは?」と思われるかもしれませんが、大事なの撮影出来るコマ数ではなくコマ間の狭さであり、コマ数が多いほど狭くなります。(図1)
動きが速い被写体を撮影する場合、1秒の間でも状況は大きく変化します。その中で理想的な”一瞬”を写し出したい場合、なるべく変化の過程を細かく撮影したいところです。
例えば、1秒間で膨らんではしぼむ上に、一番大きいときは四角になる謎のボールを撮影したとします。(図2)
コマ数が多いほど変化の過程が細かく撮影出来ていることが分かります。
オートフォーカス
D500のフォーカスポイントは153点です。
D750が51点、D5600が39点なので、これも驚異的な数字です。
基本的に撮影時はオートフォーカスでピントを合わせますが、そのピントが合う場所の数を示しています。
単純に多ければ多いほど、フォーカス精度があがるので動体を撮影するときは非常に有利に働きます。
価格のバランス
本体価格
一般的にはフルサイズ機の方がAPS-C機より価格が高くなるんですが、現時点では価格差は小さく、場合によりフルサイズのD750の方が安く購入出来ることもあります。
しかもネットで色々見てたら、
「D750がこの値段なら買うしかない」
「フルサイズデビューがこの価格は破格」
などなど、すでにD750はコスパ最高の状態ではあるようです。
ただ、出来ればD500よりもっと安いか高いかガッツリ差がついて欲しかった。
レンズ
フルサイズ機とAPS-C機を本体価格で比べちゃうのは危険です。
一眼レフカメラは本体よりもレンズにお金がかかるとも言われていて、特にFXレンズ(フルサイズ用レンズ)はカメラ本体より高くなることがザラにあります。
逆にDXレンズ(APS-C機用レンズ)はFXレンズに比べれば安く購入できます。
ただ、種類はFXレンズが圧倒的に多いです。
総合的な価格
フルサイズ機にDXレンズは付けられない(厳密には付けられるが推奨出来ない)ので、D750を買う場合はレンズを新たに用意する必要があります。
逆にD500ならばD5600で使っているDXレンズが使えるので、ひとまず本体の購入だけで済みます。
しかも、APS-C機にはFXレンズを装着出来るので、DXレンズの選択肢は狭いですが、FXレンズまで視野を広げることは出来ます。
ということは、本体価格はあまり変わらずともレンズの差でD750の方が高くなる。
・・と普通ならなりますが、
(35mm換算して)同じ焦点距離のレンズが付属するレンズキットで見るとそうではなくなる。
なぜレンズキットを候補に入れるかといえば、その焦点距離が個人的にズバリなやつだからです。
悩みが全く減らない!
D850の存在
タイトルで「D750とD500が合体・・・」とありますが、実はフルサイズ機のD850はそれに近い存在となります。
ただ、今回の購入条件である本体価格20万円以下を完全に無視する30万円超えのため除外しました。
さらには上級者向けのためレンズセットでも販売もありません。
レンズも購入となれば総額50万円を超える可能性もあります。
その他諸々の理由もありますが、今はまだ憧れの存在のまま置いておきます。
XQDカードを採用している機種は少ないですが、高性能化が進むデジタルカメラに対応するために生まれたメディアなので、今後は広がっていく可能性大。